中学校の同窓会に出席しました。そこで、十数年ぶりに担任の先生と再会しました。
同窓会に出席しました。
参加者は約20名。中学の時の同級生と担任の先生が、久しぶりに集まってお酒を飲みます。
数日前に会って酒を飲んだばかりの奴もいますが、卒業以来会っていなかった顔もあります。
本当懐かしい顔ぶれです。
この日、私は十数年ぶりに、担任の先生(当時は独身女教師だったが、今では三人の子持ちの女教頭先生)に再会しました。
「千歳。あんたいま何してるの?」
「今は、東京でネット関係の仕事してます」
「東京? まともに働いてるの? きちんとした仕事? ちゃんと生活できてるの?」
「…………」
物事を覚えておこうとしない大雑把な性格が災いして、自分の学生だった頃の記憶ってもう殆どなくしてしまっているんですが、目の前の、心底心配そうな先生の顔を見る限り、どうやら私、かなり先行き不安な教え子だった様子です。
あんまり私の目標や夢や希望を語ると、かえって心配させてしまうような気がしたので、とにかくきちんとしたところに就職していて、サラリーもらってますよと現状を説明。それで、ようやく、多少なりとも安心してもらえたようでした。
先生は一次会で早々に帰られました。私は二次会のスナックに行き、見た目が一番若いとはやし立てられ、同級生(十年前に結婚し二児の母)の腰に腕を回しながらカラオケ歌って、三次会で「なんで東京にいてもんじゃ焼き食ったことないの?」と言われながらもんじゃ焼きに舌鼓を打って、んで四次会になだれ込もうとする面々を見送って家路につきました。
実家の和室に用意されていた冷たい布団にもぐりこみながら、私はふと思いました。
「そうか、もうあれから、そんなに経ったのか」
気がつけば、先生が私の担任だった頃の年齢に、私自身さしかかろうとしています。
ちっちゃくて、卒業するまで声変わりもしなかった、特別成長の遅かった私を、あの頃先生は、どういう思いで見てくださっていたんだろう。
大丈夫ですよ、先生。
あなたの送り出した教え子の一人は、まあどうにかこうにか東京で生かせてもらっていますから。
「がんばりなさいよ」
はい。
だから、またいつか会いましょう。

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